航海記15 リベンジ青森釣行①

8月に夏休みを頂いて,今年も行ってきました“マグロ釣り”.家族や友人からは“どうせダメだから違う釣りした方がいいとか,お金の無駄”と言われながらも昨年のリベンジとばかりに行きました.8月は竜飛岬よりも秋田県と青森県の県境の沖にある久六島という島周囲がいいとの情報で向かいました.

前回は青森空港でしたが,今回は秋田空港を利用しました.初めて秋田県を訪れました.閑散とした様子は佐賀空港並みでした.初日は出港する港から車で40分くらいに位置する能代市に宿泊しました.高校バスケットで有名らしいです.寂しい町でしたが,能代は酒が美味いです.居酒屋で地元の酒を頂きましたが,淡麗辛口の上にほんのりと甘さが香る感じが絶妙でした.料理はパッとしませんでしたが,名物のジュンサイはなかなかでした.甘めのだし汁で,つるんとした食感のジュンサイがさらにのどごし良く感じました.前回の二日酔いでの失敗を教訓に適度に飲んで翌日に備えました.

初日の朝,好天に恵まれましたが,波はやや高めでした.出港から小1時間ほどで釣り場に到着しました.盆明けの平日のこともあり,海上は我々の他は1艇のみでした.久六島と聞いていたので,島があると思っていましたが,沖ノ鳥島のような岩礁のみでした.いつものようにマグロが小魚を追いかけて水面に出てくるタイミング(釣り用語ではボイルといいます)を待っていました.大きなボイルがあるもののマグロではなく3-5kgのブリの集団でした.竿やリールの調子を見るためにブリを釣ってはリリースし,本命を待っていました.

沖に出て2時間ほど経過した時に船の前方300mくらいのところでマグロがジャンプしました.船長が急行し,約50mのところからルアーをキャストしました.間もなく“ガツンッ”とした手ごたえが竿に伝わってきました.

釣れたかどうかは次回へ続く

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