航海記26 マグロを釣って思ったこと
初夏の陽気に誘われて海に出掛けたくなる日々が続いています.これからの季節は日焼けに気をつけなければなりませんね.
ずーと不発に終わっていたマグロ釣りですが,今年の2月,ついに久し振りに釣り上げました.場所は長崎県壱岐の沖です。最近では大間と並んでブランドマグロになっています.その日,冬の玄界灘にしては穏やかな日でした。北に対馬がぼんやり見え、南には壱岐が小さく見えます。マグロの反応はあまり良くなかったのですが,私の竿にマグロが掛かってくれました.マグロは掛かると一気に100メートルくらい走ります.強い引きに翻弄されながら,周りの声援に励まされながら,なんとかマグロを寄せました.魚が掛かってからキャッチするまで30分くらいでしたが,船べりまで寄せて船長にモリを打ってもらった時にはヘトヘトでした.普段の運動不足が祟り,衰えた体力に言葉も見つかりませんでした.船に引き上げて丸々とした45kgの魚体を見て歓びがほとばしりましたが,翌日から3日間は全身筋肉痛で身体が言うことを聞かず,患者さんにバレないように振る舞うのが困難でした.
久々に念願のマグロを釣りましたが,自分自身の筋力と持久力の低下には驚きました.体重だけは増えていますが.ウォーキングと腹筋でもして体力をつけるぞ、と思って3ヶ月。今も思っているだけの自分が情けなく思います。