航海記06 まぐろ②

まぐろはなかなか釣れません.冬場(12-2月)は天候にも恵まれません.休日に海が時化たりして,チャンスも少ないです.冬のまぐろはイカを捕食します.イカの形をしたルアーをイカ団子と呼ばれるイカの塊(まぐろがイカを追いかけるとイカが浮上してひと塊になる現象)に投げ込みます.そこにまぐろが喰いつくのです.簡単ですよね?

いやいや,そうは簡単に行かないのです.まず,数年前に比べてまぐろの数が減少しているといいます.昔は年中,まぐろが跳ねていたとのことです.そして,九州とはいえ冬の沖合はかなり寒いです.その中で船の甲板に立ってイカ団子の出るチャンスを待つわけです.チャンスがない日もあります.1日中船に乗って,1回も釣りをしない時もあります.チャンスの時に慌ててしまって,とんでもないところにルアーを投げることも…

梅雨時は冬よりも条件はいいのですが,まぐろが追いかけている魚がイワシやトビウオのために,まぐろの動きが早く,思ったところにルアーが入りません.それでも毎年,100㎏前後のまぐろを釣り上げる人がいらっしゃいます.うらやましい限りです.率はかなり低いのですが,自分でまぐろを釣ることに熱を上げている人は沢山います.私もその一人ですが.いつかは,大きなまぐろを釣りたいと日々思っています.
釣れたら,クリニックでまぐろを配りたいですね \(^o^)/

一昨年釣ったマグロの子供(15㎏)

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