航海記09 うどん県のはなし3

香川県の“うどん”の特徴は強いコシですよね。最初は硬いなぁと感じていました。一方、福岡も“うどん”は有名ですが、逆に柔らかめですね。香川からこちらに来た際は、あまりのギャップに驚きました。それぞれの特徴の違いがとても面白いです。

食べ方も大いに違いますね。香川では“ぶっかけ”とか”生醤油”とか”ざる”、”釜揚げ”が好まれていたように思われます。当初は”生醤油うどん”にびっくりしました。うどんに生醤油と刻みネギのみですから。あとは、”かけうどん”にセルフでかき揚げやちくわ天を別皿にトッピングするスタイルでした。福岡で”ごぼう天うどん”が人気あり、最初から”うどん”に乗っていることに驚きました。揚げ物は、ほとんどが別皿に入れていた気がします。

以前にも書きましたが、香川は本当にうどん屋さんが多く(あちらこちらにあるんです)、しかも安さに驚きました。1989年に最初に行った時、私鉄のターミナル駅前のうどん屋さんは、かけうどん1杯が100円でしたから。しかし、“うどん屋さん”は、朝早くから開けておられても、昼過ぎで大半が閉店になっていました。夜はチェーン店と飲み屋街の店くらいでしたね。休日になると、地元の方は早朝から“うどん屋さん”に“生うどん”を買いに行かれ、自宅で食べられていました。皆、”うどん”が大好きなのです。正確なデーターではないのですが、地元の方は1日に1食以上は”うどん”を食べているとされていました。私も1年に300食くらい食べていたと思います。

一方、香川にはラーメン屋さん少なく、6年間で食べた記憶がありません。久留米に来た時にラーメン屋さんの数にびっくりしました。

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