航海記12 青森釣行記①
私が釣り好きなのはご存知と思います.開院してからは,なかなか時間が取れず,釣りにも行けていません.北部九州は釣りポイントが多く,わざわざ北部九州以外に釣りに行くことはありません.
昨年,開院準備をしている時に,弟に誘われて青森に釣りに行きました.もちろんマグロ狙いです.皆さんご存知の大間と反対側で日本海側の竜飛岬に行きました.初めての遠征でもあり釣道具の輸送にも苦労しました.青森着の4日前に宅急便で竿などを送りましたが,青森に着いてから宅急便会社の支社に荷物を取りに行くと竿だけがまだ着いてないとのことでした.翌早朝から釣りなのに….荷物の現在地を調べてもらうと岩手県の盛岡まで届いているとのこと.青森-盛岡間はザッと行かない距離です.何とか夜中に届けてもらい,無事に竿を受け取りました.釣りを始める前からこれですから,結果はおのずと……
初めて青森に行ったので,釣りの前日は竿の心配をしながら市内をプチ観光しました.思っていたよりも閑散とした感じの町でした.北海道新幹線にむけて線路の建設中だったのですが,何もない草原?の中に建設された路線は周囲と一体感がなく,海や川のないところに出来た橋を思わせました.筑後平野の九州新幹線の線路もそうですね.9月中旬でしたが,とても涼しく夜は肌寒く感じました.地元の店では地元で流行っている変なカクテルを飲んだり,氷下魚(こまい)という魚の干物やほや貝など食べましたが,珍しいなという感じだけでした.しかし,日本酒はなかなかのもので,北国らしいすっきりした辛口でした.
翌早朝から青森を発ち,小泊という港町に向かいました.道中には『牛に注意』という看板があるくらい,長閑な風景でした.港に着くと,沢山の釣り人が竜飛岬を目指して集まっていました.
航海記13へ続く.